「山口さん、私はこんなに忙しいんです。」
「それなのに、どうしてウチの会社は儲からないんでしょうか?」
会計業界歴15年を超えましたが、このご相談は、よくお客様から頂くご相談です。
また、「自分がもう一人いたら、今の三倍は稼げるのですが・・・。」というようなお話も
良く聞かされる話です。
これらは、ただの経営者の愚痴として、聞き流して置けば良いのかも知れませんが、
どうにかして、お役に立とうと思い、ずっと解決策を考えてきました。
それがつい最近、あるものを経営者自身に書いて頂けば、この愚痴を解決する糸口が見つかるということが解ったのです。
それは、、、。
(※その足りないものの雛形を、全部読んで頂いた方に無料で差し上げます。)
■「組織図」の凄い力
その答えは、組織図を書くということでした。
組織図を書くと、自分がどういった理由で忙しいのか。
もっと言うと、本業以外の売上に関係ない仕事をどれほど多くやっているのかが解ります。
実は、多くの経営者が「本業」をやらずに、売上と関係ないことに多くの時間を割いているのです。
それが組織図を書くことで、一目瞭然になります。
■組織図と名簿の違い
「ちょっと待って。組織図ならありますよ。」という経営者の方も多いと思います。
しかし、ほとんどの場合、その組織図は名簿であって、組織図ではありません。
良くある「組織図」は、いま会社に帰属するメンバーの名前の後ろに、ぞれぞれが担当する仕事が書いてある「名簿」なのです。
ここでいう組織図とは、会社に必要な機能がリストアップされているところに、それぞれの担当者の名前を記載していくスタイルで作成するものです。
この組織図では、小さな会社であればあるほど、組織図の中に同じ人の名前が何度も何度も出てきます。
一番沢山名前が出てくるのは、ほとんどの場合、経営者である「あなたの名前」です。
■「あなた」は世界にただ一人
仮に組織図に沢山名前が出てきても、あなたが何人もいれば問題ありません。
・・・・そう、何人もいれば。
しかし、2013年現在、そうした技術はまだ開発されていません。
それに、もしもう一人いたら、すごく鬱陶しいかもしれません(笑)。
貴重な「あなた」という経営資源が無駄遣いされているとしたら、多大な損失です。組織図を書けば、「あなた」が如何に無駄遣いされているかを、嫌というほど思い知らされることでしょう。
しかし、これは思い通りの状態を実現するためには、避けては通れない踏み絵のようなものです。
■誤解されやすい「小さな会社」
従業員が10名未満の小さな会社の社長の多くが、「うちの会社は大きな会社と違って、小さいので管理が楽なんです。」と仰います。しかし、現実は、小さい会社も大きな会社も業務の「量」に違いがあるのであって「種類」には差がありません。小さな会社は、小ロットで他品種を生産する工場のような状態なのです。
例えば、給与計算という仕事は社員が1人の場合も、100人の場合も必要な仕事です。
経理の帳簿を付ける作業も、振込の作業も、小さい会社の方が件数が少ないだけで、大きな会社と同じように必要な仕事です。
つまり、小さな会社というのは、もの凄く非効率なんです。
そして、その非効率の影響を一番受けるのが、経営者である「あなた」なのです。
■組織図のひな形を差し上げます。
この記事を読んで、一度組織図を書いてみようと思われた方は、お問い合わせから、ご連絡を下さい。
私のセミナーのワークの最初にこの作業をしますが、皆さん「絶句」されています。
自分の仕事の多さを認識して、それをどう他人に委譲していくのか。
弊社のようなアウトソーシング業者の活用と併せて、是非、ご検討下さい。