自社の商品・サービスをアピールする場合のコツとして、「具体的な人物を想定する」という方法があるのをご存じでしょうか。
商品やサービスのアピールポイントが見つからない。
もしくは、アピールポイントを掲げてはあるものの、顧客からの反応がいまいち。
そんなケースはよくあること。アピールポイントは何かをじっくり考えると、次のような「プロの視点」になりがちです。
「厳選された素材を使用」「高性能スペックを誇る」「業界初○○搭載」
こうしたアピールポイントはもちろん大切。しかし、こうしたコピーがあまり響いていないようなら、別の角度からアピールポイントを探す必要があるでしょう。
具体的な人物を思うと自然と浮かび上がる!?
別の角度とは何か? それは、あくまでもアマチュアの視点で、商品やサービスを友人に勧めるときを想定することです。
例えば、朝食はパンとコーヒーだけで急いで仕事に行く友人に食パンを勧めるなら「小麦の甘さが強いパンだから、忙しい朝でもトースト1枚で満足」。
定年退職を迎えた友人夫婦に温泉旅館を勧めるなら「まずはゆっくり骨休め。お得な長期滞在プランがございます」。
具体的なお客さまの像を思い浮かべるとアピールポイントがわいてくるものです。「あの人だったら、この商品は喜ぶだろうな」「このサービス、あのお客さまだったら、こんな点を教えてあげたい」というように、人物をイメージしてアピールポイントを探してみましょう。
ターゲットを深掘りすると強みが明確に
ダイレクトメールやチラシ、あるいは企画書等を作成する際、アピールポイントを把握することは不可欠。そんなとき、ひとつは「友人」「知人」「近親者」など、具体的にイメージできる人物を想定してアピールポイントを見つけることが大事です。
「友人」「知人」「近親者」を想定することが難しい場合は「経営者→数字が苦手な経営者」「OL→一人暮らしOL」など、現在想定しているターゲットを、まずは少しでも深掘りしてみましょう。そうすることで、強みがさらに明確になります。