この記事では、会社売却のメリットについて書いています。
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サイト管理者の紹介 山口 真導 (株式会社アカウンタックス 代表取締役) 公認会計士・税理士 『起業5年目までに知らないと損する 節税のキホン』など節税や資金繰りを著書、YouTubeチャンネルによる動画配信するなど社長の手取りをトコトン増やすセミナーなども開催など資金繰りの悩みを節税対策と銀行対策で解決する専門家として活動。 |
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近年会社売却が増えている
最近はM&Aという言葉を目にしたり耳にしたりすることが増えてきてると思います。
日本の中小企業の経営者の7割が事業承継を望んではいますが、少子化の影響や景気の不透明感やその他様々な後継者問題があり承継が進まないところで、会社売却という形を通じて
事業の継承していこうということが非常に増えており、会社売却の話を普通に聞く状態になってきました。
自分とは関係ないと思ってらっしゃる方が結構います。
「うちの会社には価値はないよ」なんて謙遜を含めておっしゃる方もいらっしゃいますが、今まで会社売却にかかったりなんかしてみてきた場合に価値のない会社ってまずありません。
なので売却することを絶対に選択肢から外さないようにして経営して頂きたいと思います。
なぜ会社には価値があるのか?
なぜ皆さん方が価値がないと思っている会社に価値があるかというと単純な話、どの会社にも必ずある購入するメリットとして、イチから事業を興す必要がないというところです。
ご自身で創業された社長なら自分が事業を起ち上げた時のことを思い出して頂けば解ると思いますが、やっぱりゼロからイチにするところは大変ですよね。
「それならお金を払って会社を買ってきた方がイイや」ということが分かってる人達がいます。
実は政府系金融機関でも、会社を買い取ることによって起業を支援しようという流れも出てきたりしているので、イチから操業することの大変さを逃れつつ融資が受けられる。
融資をする側から考えたら、成功するかしないか解らない会社で初めてもらうより、ある程度稼げてる会社を買い取って始めてもらった方が安心して貸せます。
皆さん方が自分では価値がないと思っているとしても実際には価値があるのです。
会社売却は後継者問題も解決できる
それ以外にも売る側のメリットとしては、まずは悩みである後継者の問題から皆さん方が解放されるということです。
全く知らない第三者に売却する事になってしまうのかもしれませんが、少なくとも後を継いでやって下さるということなので後継者問題の解決にはなります。
何より売却する際に雇用の維持をして頂くように依頼をする、買う側もゼロから始めるのが大変だという人からしてみたら従業員がいることに価値があります。
従業員の方が持っている仕事のノウハウに価値があるので、雇用の維持ということも重要になってきます。
買手を選ぶ時に同業者で余剰人員を抱えているような会社の社長に売ってしまったら自分の雇っている社員がすぐにクビになってしまうかもしれませんが、自分が雇ってきた従業員を必要とする先に売却する事で雇用を守ることが出来るのでその心配からも解放されることが出来ます。
会社売却は株式の譲渡である
そして何より税金です。
実は会社を売却することは皆さんが持つ株式の譲渡ということです。
株の譲渡は所得税率が20%です。
役員報酬は(住民税と合わせて)最高55%です。
所得税と住民税でだいたい40%引かれている方が多いと思いますが、その半分で済みます。
会社を辞めるという事で言えば、退職金でもらうのか株を譲渡して20%の課税を受けるのかは結構似たり寄ったりです。
そういった観点でも、会社売却という形で最後のゴールを迎えて頂くことは皆さん方にとって決して悪い話ではありません。
何が一番勿体ないか?というと自分で価値がないと決めつけ、売却という選択肢を消してしまうことが一番勿体ないことなので、是非、後継者問題がままならない、事業承継どうしようか?となっている方がいらっしゃったら、ちゃんと皆さん方の会社の価値を見出してくれる専門家に相談することをオススメしたいと思います。
私もそのうちの一人だと自負してますので、私の方にもご相談頂けると大変有難く思います。
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社長個人の手取りを増やすことに特化し節税をサポートする公認会計士・税理士です。
役員報酬3,900万円の社長の所得税を9万円にしたり、役員報酬の源泉税を1,500万円を取り戻したり、多くの社長の手取りを増やしてきました。
税理士からアドバイスされるほとんどの節税対策は法人税の節税対策ですが、私が提案するものは社長の手取りに直結する所得税の節税対策です。
そのカラクリについてはホームページでも詳しく説明していますので是非ご確認ください。