アーリーステージのベンチャーの事業計画は「かくあるべし」

私が代表取締役を務めさせて頂いている株式会社アカウンタックスは、MIETAという会計SaaSを提供するアーリーステージのベンチャー企業です。
こうして起業ナビの記事を書きながら、私自身が資金調達のために自社の事業計画を作っています。
先日、ある著名なベンチャーキャピタリストの方に事業計画作成における貴重なご意見を頂いたので、皆様にもご紹介したいと思います。

ベンチャーキャピタルから出資を受けるとすると、最終的なエグジット(売却などを通じてベンチャーキャピタルが資金を回収すること)に魅力がなければ、出資を受けられないということを考えがちになり、必死に壮大な中・長期計画を作ってしまう傾向があるのではないでしょうか。
実際、資金調達や資本政策の教科書にはそうした資料を作成するように書かれています。

しかし、数年先にそれを実現するための方法が、資金調達すれば即実行できるというものではない場合の方が多く、作っている本人も半信半疑の場合が多いと思います。

キャピタリストの方が教えていただいた金言は次のとおりです。

「アーリーステージのベンチャー企業の事業計画は、短期的な計画を重視すべきであり、全ての計画が実現した時のリターンの大きさより、短期的に約束した結果を出すための施策に集中するべきである。」

この言葉が示唆しているところを、私は、次のように解釈しました。

「調達することが目的ではなく計画どおりに事業を起ち上げることが目的であることを忘れるな!!」

景気が減速傾向の昨今(2008年9月現在)にあって、事業計画が壮大だから資金が出るということは期待していはいけない状況のようです。
また、エグジットの可能性については調達する側ではなく投資する側が考えること であり、せっかく用意したシナリオも実はあまり見ていない可能性が高いのでは?と思われます。
世の中に出回っている資料に書いてあることは、ミドルからレターステージのベンチャー企業の場合であると考えるとかなり合点のいく解釈ではないでしょうか。

リスクの高いアーリーステージのベンチャー企業の場合には、リスクを軽減するような堅実な短期の事業計画と(アバウトな中・長期計画)を作成し、その短期計画を確実に実行していくことで「信頼」を勝ちうるということが重要であり、おそらく「数年後には全く別の計画に変わっているような事業計画に時間を掛けている場合じゃない」というのが、ベンチャーキャピタリストの方からの私に対するメッセージだったと思います。

既に何社も事業計画の作成をお手伝いさせて頂いていますし、冒頭のとおり自社の事業計画も作成していますが、調達する側だけで考えていてはいけないなと思った次第です。
今後の事業計画作成サービスにおいては、重点的に短期計画に力を注いでいく決意をしました。

起業しようとすると事業計画が最初の難関だと思います。
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