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攻めて生き残れ!!

多くの起業家の方の支援をするなかで、又、私自身の起業経験から、起業時が一番お金 があるというケースは、かなりの確率で発生しているように思います。

そうしたことがどうして起きてしまうのでしょうか?

■まずは、ビジネスを数式として捉えてみる。


「ビジネスは何もしないと何も起こらないものです。」

というと?マークが頭の中に幾つも出てきてしまうかもしれませんが、基本的にどんな ビジネスでも、人、モノ、金といった経営リソースをビジネスモデルの数式の中にいれるとなんらかの結果が返ってくる・・・そういう風に考えてみると、数式に何の数字も入っていない状態では、なんの計算結果もあらわれないと いうことになります。

ビジネスモデルの数式の件は、また別の稿で書かせて頂くとして、そうした考え方をベースにこれ以降の文章を読んで下さい。

■起業時に存在するリソースには何があるか


ビジネスモデルに投入されるリソースとしては次にあげるようなものがあります。あた、リソースごとに起業時の状況を書くと次のようになるのではないでしょうか。

(1)ヒト・・・経営者と起業パートナー数名
(2)モノ・・・自宅がオフィスのケースが多いので殆どない。
前職でのノウハウが唯一のモノ資源のケースが多い
(3)カネ・・・資本金がある。
(4)時間・・・24時間丸々利用し放題の時間があります。
(5)モティベーション・・・かなり高いでしょう。

こうして並べてみると、時間とモティベーション以外はあまりリソースの量がないことが解ります。したがって、起業時には、時間とモティベーションをどこに振り込むけるかが重要だということが言えるということが理解頂けると思います。

■起業時の対応で明暗が分かれる


こうした状況の中で、実際に起業家の方を見ていると、「守り」から入る方が多いように思います。私ども会計事務所の業務でいうと、コスト削減のために、自分で会計ソフトを入力されると仰る方がこのケースに当てはまります。こうした業務をは守りの業務ですので、貴重な時間リソースを割いても、出て行く資金が減ることがあっても、入ってくる資金が増えるということがありません。したがって、冒頭のように、起業時に一番資金があるという状況に陥りやすいのです。

一方で、少数派ですが、こうした守りの業務を一切やらない起業家の方もいらっしゃいます。時間リソースは全て売上を増やす為に利用するということです。

するとどうでしょう、最初の3ヶ月くらいは守りから入る方よりも急激に資金が減りますが徐々に売上が上がり始め、いずれ守りから入る方を資金残高で上回り、短期間のうちに資本金の金額を取り戻すことが出来るようになります。

■起業時には「攻め」こそが必要


人間はどうしても新しいことをやる時には、「不安」と戦うことになります。すると多くの方が、「守り」を意識することになるということだと思います。また、売上を上げるための活動というのは、結果が出るまでの間は「不安」を増長させますので、非常にストレスが溜まるものです。特に大企業にお勤めの方で起業された場合、お勤め時代の 「看板」が使えないことから、かなり打ちのめされることが多いようです。こうした状況のなかで「時間があるから経理の勉強します」というのは、聞こえは良いですが、 単なる「逃げ」でしかない場合も多いように思います。

いずれにしても、入ってくるお金が増えないといずれ倒産するのが会社というものです。数少ない経営リソースの使い先を間違えないことが大事なのです。

「今やっている業務が、未来の資金を増やすために本当に必要な業務なのか?」この見極めが成否を分けます。起業当初は「守り」の業務よりも「攻め」の業務の方が重要です。このことを忘れないでおいて頂きたいと思います。

設立後1年で4社のうち1社が倒産するそうです。常に攻めろということではありません。 しかし、起業時に限っては攻めが吉だと断言できます。

一気呵成に「攻め」ましょう。

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