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意外と大事、会社名!

何型で行きますか?会社名。設立当初一番大事なのは「周りの人」が社長であるあなたを助けたいと思うかどうかです。「周りの人」には、一緒に会社を立ち上げた友人、設立前の各種人脈、仕入先の営業マン、得意先の担当者、取引先銀行の担当者・支店長など広範囲にわたります。 つまり、会社を設立して初めて会う人がほとんどだということです。ビジネスモデルがしっかりしていて、絶対儲かるということであれば、「周りの人」はよろ こんで協力してくれることもあるかもしれませんが、多くの場合は実績のない立上げ当初はなかな協力を得ることは難しいでしょう。

そういっ た場合に、少しでも「周りの人」からの助けが得られるよう(具体的には、得意先の担当者から「他にこんなお客さんがいるから行ってみれば」と言ってもらえ るような、または、仕入先の営業マンから「現金支払いは厳しいでしょうから、2ヵ月後入金でいいですよ」と言ってもらえるような)に会社名も戦略的に使っ ていくことがポイントになります。

<代表的な起業直後の戦略的会社名の類型>

①「人を売る」型 例:㈱○○商店、㈱○○オフィス、㈱○○研究所、㈱○○事務所など 意外と普通ですが、固有名詞は何もしなくても親近感があり、オリジナリティも高まりますので、特に人のサービスを売り物にしているサービス業などにおいては有効です。
②「地域+内容」型 例:㈱日本○○サービス、㈱東京○○サービス、㈱千代田○○サービス、㈱麹町○○サービス、麹町一丁目○○サービス 地域の部分が狭いほど効果的です。上記の例でいくと右にいくほど効果が高くなります。開業時は「㈱麹町一丁目○○サービス」で初めて、軌道に乗ってきたら「㈱K-One○○サービス」などに変更※すれば、社名の由来も営業トークとして面白く使えます。
③「内容ズバリ」型 例:㈱○○売ります、㈱○○のお手伝い、㈱○○が安い 商品力または価格力に絶対的な自信がある場合に有効な会社名です。
④「理念」型 例:㈱まじめにこつこつと、㈱はい、よろこんで、㈱一生懸命 商品力または価格力に優位性はないが、営業力・サービス力に絶対の自信がある場合に有効な会社名です。

※途中で変えても3万円

会社名(商号)を変更した場合は登記が必要になります。その場合にかかる費用(登録免許税)は3万円です。会社の成長段階に応じて会社名を変えていくという戦略も採れます。

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