「独立して起業したい!」
そう考えたときに、何から始めたらよいのか分からない方が多いことでしょう。
そんな方は、まず最初に弊社へご相談ください・・・と言いたいところですが、
それではこの起業ナビの存在価値がなくなります(笑)。
ここでは、起業志望の方が日常的に心がけておくべき起業準備について書きたいと思います。
「何から始めれば良いか?」と聞かれたら、私は迷わず「事業計画を書きましょう」と答えます。すると、ほとんどの方が「えーっ、書いたことが無いし、大変だー!」という反応をされます。
ここで私がいう事業計画というのは、皆さんが想像されるような、パワーポイントで何十ページもある事業計画の資料ではありません。なので安心して下さい。
■思いつきで起業しない
私がここで事業計画と読んでいるのは、何でも良いので紙に書いてあるビジネスプランです。
良く成功する起業家が、レストランでふと思いついたビジネスプランを、紙ナプキンに書くという「あれ」です。
起業をしたいという方は相当数いらっしゃいますが、「あれ」がない方が殆どです。
頭の中で考えて素晴らしいビジネスプランも、メモ帳に書いたら大したことがないということが往々にしてあります。メモ帳に書くことで客観的に見えるということもあります。
また、思いつきのビジネスプランで「起業したい」という方のほとんどは起業しないで、ずーっとビジネスプランだけを考え続けてしまいます。
それが趣味というなら話は別ですが、本気で起業したいのであれば、こういうことで時間を潰すのはもったいないと思います。
だから、まずはメモをとる、紙に書いてみるということをお勧めしたいと思います。
■メモ帳がビジネスプラン作りをサポートしてくれる
メモ帳に書いても素晴らしいというプランだったら、更に掘り下げて見てください。
紙に書くという行為をしない場合、ビジネスプランを掘り下げるトリガーがないので、思考が浅くなることがあります。
ビジネスプランで更に検討すべき箇所を明確にするために、メモ帳が貴方を助けてくれます。
聞いた話では、人間の脳は空白を埋めたいという強い欲求を持っているそうです。
ビジネスプランの空白を明確にすると、レストランで浮かんだ時のように、ふと、その足りない部分のアイデアが浮かんでくる可能性があります。
それも、またしっかりメモしましょう。
■メモ帳は紙だけではない。スマホを上手に活用しましょう
ちなみに私は、紙ではなく、Evernoteというアプリを使っています。このアプリはクラウドで連携するので、スマートフォンでもPCでも最新のメモを参照することができます。
スマートフォン(iphone)にはfasteverというアプリを入れて、ここからEvernoteにメモを飛ばしています。
fasteverからスタートして、Evernote上で膨らまして、最終的にいわゆる事業計画としてパワーポイントにまとめるという手順です。
■大事なのは習慣化すること
方法論はそれぞれ自分にあった方法で良いでしょう。しかし、せっかく思い浮かんだビジネスプランが消えてなくなってしまうようなことは避けたいものです。
私は「忘れてしまうようなアイデアは大したことがない」と思えるほど寛大な考えを持っていません(笑)。膨らますと面白いビジネスプランになるようなことはあり得ます。
豆にメモをとることで、凄いビジネスプランの原石を逃さないようにして頂きたいと思います。
※この記事は2011年12月の法令等に基づき作成されています。