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個人事業主におすすめのETCカードを紹介。選び方のポイントとは?

事業用にETCカードを発行することで経費処理が楽になるだけでなく、個人用より大きな割引を受けられる可能性があります。入会金やポイント還元率、発行可能枚数に着目して自分に合ったカードを選びましょう。カードの種類と選び方を解説します。

山口真導 サイト管理者の紹介
山口 真導 (株式会社アカウンタックス 代表取締役)
公認会計士・税理士 『起業5年目までに知らないと損する 節税のキホン』など節税や資金繰りを著書、YouTubeチャンネルによる動画配信するなど社長の手取りをトコトン増やすセミナーなども開催など資金繰りの悩みを節税対策と銀行対策で解決する専門家として活動。

個人事業主がETCカードを作るメリット

個人事業主がETCカードを作るメリット

個人事業主は事業を運営する中で、取引先を訪問したり買い付けに赴いたりと、車で移動する機会が出てきます。ETCカードを持っていると、料金が安くなったり後々の会計処理が楽になったりとさまざまな恩恵を受けられるのです。

ETCカードのメリットについて具体的に見ていきましょう。

 

ETC割引を受けられる

ETCカードを利用すると、高速道路や有料道路を割引料金で利用できます。

例えば平日の朝・夕の利用回数に応じて還元額が発生したり、土日祝日に地方の高速道路を利用すると30%の割引を受けられたりします。また、深夜に高速道路を利用すれば30%割引の対象です。

高速道路や車種によっては割引適用外となるケースがあるものの、頻繁に高速道路を利用する事業を営んでいる個人事業主であれば、経費削減に大いに役立つはずです。

 

経費処理が楽になる

ETCカードの利用は、経費処理の負担軽減にもつながります。

ETCカードを使わず現金で高速道路料金を支払っている場合、発行された紙の領収書を経費処理することになるでしょう。領収書を見ながら詳細を手入力し会計処理する事務作業は負担が大きく、本業に割くべき時間を削ることになります。

また、経費処理の際に紙のレシートを見返しても、いつ、どのような目的で移動した中で発生した高速道路料金か分からないという事態も発生します。プライベートで利用した高速道路料金を、誤って経費計上してしまうこともあり得るでしょう。

 

ETCカードの領収書入手方法

参考までにETCカードの領収書入手方法をご紹介します。

①料金所で利用証明書を発行してもらう
一般レーンを通過する必要がありますが、依頼すれば発行してもらえます。

②インターネット上で取得する
「ETC利用照会サービス」を利用すれば、登録型・非登録型と選択ができ、インターネットで利用証明書のPDFを発行できます。

③印刷機を購入しサービスエリアで印刷する
高速道路を頻繁に利用される方は、サービスエリアに設置されている印刷機で印刷も可能なようです。

詳細はビズ部の記事をご参照ください。

 

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法人用に作成するのがおすすめ

法人用に作成するのがおすすめ

ETCカードを利用するメリットは、多くの人がすでに体験しているでしょう。しかし、すでに個人用のETCカードを持っている場合、事業用のETCカードをわざわざ作るのが面倒だと感じている人もいるのではないでしょうか。

しかしETCカードは、プライベート用と事業用で分けた方がメリットが大きいのです。具体的な理由をチェックしましょう。

 

個人利用分と混ざらない

ETCカードを事業用と個人用で分けると、プライベートで利用した高速道路料金が事業経費に混ざる可能性をなくせるというメリットがあります。

個人用のETCカードを事業用と兼用で使っていると、全ての高速道路利用が履歴にまとめて出てきてしまいます。時間が経っていないうちに経費処理すれば問題ないでしょうが、ある程度時間が経過するとなかなか内容を思い出せないものです。

特にプライベートでもビジネスでも同じ高速道路を利用することがある場合、ますます混乱してしまいます。後々の経費処理の負担を考えれば、利用時点で個人用と事業用でカードを分けておいた方が都合がよいのです。

 

個人用よりも割引率が高い場合がある

法人用のETCカードは、種類によっては個人用よりも割引率が高い場合があります。その場合、個人用のETCカードを兼用で使うよりも経費削減につながるでしょう。

まずは、法人カードを発行する各社が設定している割引率や特典をチェックしてみることをおすすめします。

 

個人事業主が作れるETCカードの種類

個人事業主が作れるETCカードの種類

個人事業主が作れるETCカードには、いくつかの種類があります。法人用クレジットカードに付帯して発行できるETCカードが広く知られていますが、クレジット機能のないETCカードのみを発行することも可能です。

それぞれ割引率や手数料などが大きく異なるため、詳細を把握して比較しましょう。

 

法人用カード付帯のETCカード

法人用クレジットカードの中には、ETCカードが付帯できるものが多々あります。クレジットカードの種類によっては、従業員向けに複数のETCカードを発行できるものもあって便利です。

ETCカードで支払った高速道路料金は法人カードの利用料金とまとめて請求されるため、経費管理がしやすくなるというメリットもあります。

ただし、クレジットカードによっては、ETCカードを無料で発行できるものもあれば、費用がかかるものもあるため、注意しましょう。

 

法人ETCカード

法人用クレジットカードの発行は不要という場合は、法人ETCカードのみ発行する方法もあります。ETC協同組合や高速道路協同組合に、法人ETCカードの申し込みを行いましょう。

ETC協同組合や高速道路協同組合に法人ETCカードの発行を申し込む場合、クレジットカードのような審査はありません。設立したばかりで事業実績がまだない法人や個人事業主でも気軽に作成できます。

ただし、脱退時に返金はされるものの、発行時に1万円の出資金が求められることに加え、発行手数料としてETC協同組合は880円(税込)、高速道路協同組合は550円(税込)が必要です。

年間手数料や、毎月の走行金額の5%にあたる事務手数料も必要となるため注意しましょう。

 

ETCコーポレートカード

ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本/中日本/西日本の各社が発行するETCカードです。ETCコーポレートカードは高速道路を頻繁に走行する事業者に適しており、利用料金に応じた大口・多頻度割引が適用されます。

一部の有料道路は割引対象外となっているものの、NEXCO東日本/中日本/西日本の高速道路なら最大40%、首都高速・阪神高速なら最大25%の割引率です。平日朝夕割引や深夜割引、休日割引も適用されるため、移動費用の大幅な削減につながります。

発行時は、NEXCO東日本/中日本/西日本の高速道路利用が毎月3万円を超えているケースや、首都高速・阪神高速の利用料金が毎月5000円を超えている場合など、発行の目安となる利用状況があるため、自分が条件に該当するか確認しましょう。

また、発行には年間手数料と保守サービス料が発生する点に注意です。

 

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ETCカードの選び方

ETCカードの選び方

ETCカードは種類により、それぞれ特徴やメリットが異なりますが、いざ自分で選ぼうとすると、どれがいいのか迷ってしまうという人もいるのではないでしょうか。

ETCカードを選ぶ際にどこに着目すればいいのか解説します。

 

入会金・ランニングコスト

ETCカードを選ぶ際、まずチェックしたいのは入会費用とランニングコストです。入会金は無料・有料のほか、条件付きで免除となるものもあります。また、1枚目は無料でも、追加発行には枚数に応じて手数料が発生するものもあるのです。

ETCカードを維持するために、年会費が必要なものもあります。あまり頻繁にETCカードを利用しない事業者であれば、所有しているだけで年会費がかかるカードはコスパが悪いと感じる可能性があります。

なるべく入会金やランニングコストが無料で済むものを選ぶか、料金が発生したとしても自分の許容範囲内の金額に設定されているものを選びましょう。

 

ポイント還元率の高さ

クレジットカード付帯のETCカードの場合、ポイント還元率にも注目です。クレジットカード会社が設定しているポイントは、カード利用代金の支払いに充てたり、マイルに還元したり、商品に交換したりできるため、活用すれば経費削減につながります。

高速道路を利用して頻繁に長距離を移動している事業主であれば、毎月多くの交通費を支払っているでしょう。せっかくならポイント還元率の高い法人カードを選び、ETCの利用料金を有効に活用することをおすすめします。

 

発行可能枚数は十分か

もし複数の従業員を雇い、それぞれが高速道路を利用している場合は、検討しているETCカードの発行可能枚数も確認しておきましょう。

従業員の人数に対してETCカードの発行可能枚数が少ないようであれば、不便を感じます。ETCカードを受け取れなかった従業員は高速道路料金を都度立て替えなければならず、不満が溜まるかもしれません。

また、ETCカードを利用した場合とそうでない場合が発生すると、経費処理の手間も負担となります。ETCカードの発行可能枚数が十分なカードを選びましょう。

 

ETCカードを発行するなら法人用クレカがおすすめ

ETCカードを発行するなら法人用クレカがおすすめ

ETCカードを発行するなら、法人用クレジットカードに付帯するものがおすすめです。クレジットカードとETCの利用料金を一本化できるため、経費管理が簡便になるほか、ポイント還元や年会費無料といったお得な要素がたくさんあります。

ETCカード発行という観点からおすすめの法人用クレジットカードを三つ見てみましょう。

 

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

ETCカードの発行を前提に考えた場合、『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』がおすすめです。他社のビジネスカードと比較しても、年会費が1,100円(税込)と安価で、維持しやすいカードといえるでしょう。

クレジットカードに追加で申し込めるETCカードは、年会費が永久無料です。さらに、対象のセゾンカウンターであれば、本人確認書類を持参することでETCカードを即日発行できます。

【公式】セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード|SAISON COBALT AMEX

 

三井住友ビジネスカード for Owners

『三井住友ビジネスカード for Owners』も、ETCカードの発行に適しています。法人用クレジットカードは、一般カードの年会費は1,375円(税込)です。さらに、年会費は高いものの充実した付帯サービスのゴールドカードやプラチナカードも展開しています。

ETCカードを発行する場合、年会費は550円(税込)です。初年度は年会費無料で、2年目以降は、前年度に1回でもETCの利用があれば年会費が無料になります。

ただし、1枚の法人カードに対して発行できるETCカードは1枚です。ETCカードが多数必要になる場合には不便を感じるため注意しましょう。

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楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカードは、年会費2,200円(税込)で発行できる法人クレジットカードです。楽天市場での買い物に対する支払いで楽天ビジネスカードを使えば、ポイントが最大5倍になるため、頻繁にネットショッピングをする事業主に適しているでしょう。

しかし、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカード付随カードとなっています。楽天ビジネスカード単独では利用ができません。

ETCカードは、1枚のクレジットカードにつき複数枚付帯できます。1枚目は無料ですが、2枚目から年会費が550円(税込)かかる点に注意です。

楽天ETCカードは、通行料金100円につき1ポイントが貯まります。ポイント還元率が高いため、効率よくポイントを貯めたい人におすすめです。

楽天ビジネスカード|楽天カード

 

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まとめ

移動の多い個人事業主は、法人用ETCカードを発行するとよいでしょう。経費管理が楽になるだけでなく、個人用よりも割引率が高いものもあり、経費削減につながります。

法人用のETCカードにはさまざまな種類がありますが、入会金や年会費、ポイント還元率、発行可能枚数に着目して選べば、自身の事業に合ったカードを選べるでしょう。

自分の求める条件に合ったETCカードを選び、事業運営に役立ててください。

法人カード(個人事業主クレジットカード) 個人事業主 オススメ

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