YouTuberになると節税出来るって本当か?
この記事では、Youtuberになると節税ができるのかという真偽について書いています。
サイト管理者の紹介 山口 真導 (株式会社アカウンタックス 代表取締役) 公認会計士・税理士 『起業5年目までに知らないと損する 節税のキホン』など節税や資金繰りを著書、YouTubeチャンネルによる動画配信するなど社長の手取りをトコトン増やすセミナーなども開催など資金繰りの悩みを節税対策と銀行対策で解決する専門家として活動。 |
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もくじ
法人化しているYoutuberは節税になる
最初に結論をお伝えすると、法人化してるユーチューバーの方はかなり節税になると思います。
一方で、個人事業主のユーチューバーの方は注意をしてください。
チャンネル登録者数が1,000人未満の方は節税にはなりません。
1,000人を超えて収益が上がっている方は、Youtuberになったら節税にあると思います
その理由について話をしていきたいと思います。
法人化しているYoutuberについて
まずは法人の方からお話をしていきます。
そもそも法人は何なのか?というところからの話なのですが、我々人間は自然人としてもともと人格があるわけですが、法人は法律で人格を認められたものです。
法律で人格を認めた理由は、法人が営利活動を通じてじゃんじゃん儲けてもらって世の中をよくして貰おうということで、人格が認められたもの法人といいます。
つまり、法人というのは商売のための道具なんです。
なので商売を大きく広げていくためには、投資も必要だし、営業活動も必要だし、お金を使っていかないとビジネスを拡げられないということを織り込み済なんです。
法人税法も法人の性格を踏まえた上で、売上を上げるために使った経費は認めましょうということでかなり幅広く経費を認める考え方になってるのが法人税の損金という考え方になります。
個人事業主のYoutuberについて
一方で個人の方なんですけど、個人事業主の事業所得の場合には、個人事業主として動いてる部分と普通の一般人として動いてる部分とが混ざり合っています。
この混ざり合っている中から経費の部分を明確にしておかないと、仕事と関係ない経費を
バンバン突っ込んでしまって事業所得の計算が成り立たないことになってしまいます。
それを避けるために所得税法では必要経費という概念を作り、売上に関連する費用・支出だけを必要経費として認めるという税法の体系になってます。
ルールを理解しよう!
この話を聞いて、「何を言っているんだ?何でもかんでも個人事業の経費にしてるぞ!
おかしなことを言いやがって!!」と思われるかもしれませんが、これが正しいルールなんです。
この話をする時には、赤信号みんなで渡れば怖くないなんて話をするんですけど、赤信号も本来止まる必要があることを知っていて渡るのと知らないで渡るのとは全然違うと思うんですよ。
なぜかというと、赤信号で止まるルールをしらなかったら車に轢かれてしまうかもしれませんよね。
赤信号だってことを知ってても車が通らないからまあ渡ってもいいかというと、本当はダメなんですよ。
ダメなんですけど、渡る人もいるという話なんです。
所得税法のルールを知って経費をバンバン突っ込んでいるなら良いのですが、ご存じなくてやってる方もいて、もしかしたら、いま怒っている方もいるかもしれませんがこれがルールの本当の話なので、きちんと理解したうえでやって頂きたいと思います。
登録者数1,000人未満のYoutuberは注意
この考えからすると、結論はこうなります。
個人事業主でYoutuberをやってる方でチャンネル登録者数が1,000人いかないとお金がもらえないルールなってるので、売上から必要経費も当然認められないことになります。
1,000人超えれば収益化出来ているので、その売上に対応した支出は必要経費として認められることになります。
安心してください。
今は1,000人に達していない方がYouTubeのために使った支出、機材代やロケにいった交通費は前払金という形で一旦置いとくことが出来ます。
チャンネル登録者数が1,000人を超えて、ちゃんと収入が得られるようになったら前払金を必要経費として処理をすれば認められることになります。
まだチャンネル登録者数が1,000人未満の方は気をつけて確定申告をして下さい。
動画のご紹介
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社長個人の手取りを増やすことに特化し節税をサポートする公認会計士・税理士です。
役員報酬3,900万円の社長の所得税を9万円にしたり、役員報酬の源泉税を1,500万円を取り戻したり、多くの社長の手取りを増やしてきました。
税理士からアドバイスされるほとんどの節税対策は法人税の節税対策ですが、私が提案するものは社長の手取りに直結する所得税の節税対策です。
そのカラクリについてはホームページでも詳しく説明していますので是非ご確認ください。